余興ムービー 写真(画像)素材の基礎知識

余興ムービーで画像を使うのは?

余興ムービーで画像を使う場合、デジカメやスマホで撮った画像データと昔の印刷済みの写真の2通りのものがあります。
すでに画像データになっているものはいいのですが、余興ムービーで使うのであれば、印刷した状態の写真は一旦パソコンに取り込む必要があります。
取り込みと言えば代表的なものに「スキャン」があります。
ではその方法についてみていきましょう。

※当店ではスキャン、画像補正も無料。

写真をスキャンするにはさまざまな設定があります

「写真をスキャンして画像データにする」
簡単にいえばこれだけのことなのですが、実際やってみると取込む解像度の設定や出力サイズといった設定があることに気づきます。
自作するのであれば、スキャンで取り込んでムービーメーカーで編集して、DVDにするだけのつもりが、スタート地点で足踏みすることになってしまいます。

スキャナーの解像度は、dpiという単位で表示されていることが多いです。
まずは「dpi」について確認しましょう。
「dpi」とは、「dot per inch」の略で、画像や印刷物の細かさ、つまり解像度を示す単位のことをいいます。
この時点で気づいているかもしれませんが、1インチ(約2.54センチ)の幅に何個のドット(点)が含まれているのかを表していて、数値が大きいほど細かいことを意味します。
さあ、「dpi」の意味ことがわかっても、DVDに使う場合にどのような設定にするかはわからないことが、わかることになります・・・

ここはスキャンの設定についてはざっくりと知っておくことにしましょう。
写真をスキャンするときの解像度の設定は「200dpi~300dpi」にしておけば、大丈夫です。
少し大きいくらいの適正な画像サイズのデータになります。
※なお「pixピクセル」には色情報を含む単位となります。

余興ムービーは「DVD」になります

出来上がりはDVDですから、それほどの高解像度は必要ありませんので、解像度は72~100dpiでも大丈夫です。過度なズームをする予定の画像は「200dpi~300dpi」の解像度は最低限あった方がいいでしょう。
「きれいなら大丈夫!」と、最高画質で取り込み過ぎることには注意しましょう。
画像ファイルが大きくなり過ぎてしまうと、PCのスペックによっては編集ソフトが固まったり、PCの動作が重くなってしまって、編集がすすまなくなってしまいます。適切なサイズがベストですから、この弊害は知っておきましょう。
また関連して、最近のスマホはフルHDの高解像度なので、そのままのサイズで編集作業をすると、PC動作を遅くさせたりエラーを起こす原因となります。

そして最終的にDVDに書き出す時は、DVDの映像規格に圧縮されますので、高画質で取込む必要はありません。

DVDは横720pix×縦480pix という規格で圧縮されますから、取り込んだ画像サイズは
横720pixピクセル以上あれば基本的には大丈夫です。
最近のスマホで撮影した写真はフルHD1920pix×1080pix以上の解像度で撮影できますので、画像ファイルとしては十分です。むしろサイズが大きくてパソコンの動作が追いつかず、編集が滞ることも考えられます。映像業者はサイズの大きいものは、ズームする倍率に合わせて編集前に小さくしてから使用しています。
ただ、昔の携帯電話で撮影した場合の設定は、320pix×240pixという場合が多いです。
720pixピクセルに満たない小さいサイズの画像だとDVDにした時に写真がボケてしまします。
なお最新のiPhoneなどで撮影した場合のサイズがウルトラHDや4Kといったサイズで撮影できてしまいますので、いかにスマホの写真が大きいかが分かります。

写真(画像)の向きがけっこう大事

余興ムービーの画像を選ぶ場合、横向きの写真で統一すると見栄えがよくなります。
縦向きで撮影した写真(画像)、または昔の縦長写真を使用した場合は、映像を上映する画面は横長のものですから、表示範囲に対してに小さく表示されてしまいます。
※左右に黒帯が表示される状態

このため映像を作るときには、横向き写真(画像)を選ぶようにこころがけましょう。
これから写真画像選び、撮影をするという方は、横向きで撮影したりの横向きの写真を選ぶことを頭に入れて準備を進めましょう。

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